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エデ族の結婚習慣    
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エデ族の結婚習慣
Oct 20 2017

ジュエ・ヌエとは、ある女性の夫が亡くなった場合、その女性は夫の兄弟か従兄弟と結婚する権利があるということです。

さて、エデ族について、第2回の今回は珍しい結婚習慣についてお話します。

少数民族エデ族ならではの習慣について触れるならば、「ジュエ・ヌエ」という結婚習慣を抜きにして語ることはできません。ジュエ・ヌエとは、ある女性の夫が亡くなった場合、その女性は夫の兄弟か従兄弟と結婚する権利があるということです。

かつて離れた山々に住んでいた少数民族エデ族は、自然災害や疫病などに対抗するため、大勢の人が必要だと考えていました。ジュエ・ヌエは、人間の繁殖により、村を守り平穏な生活を維持するための人手を確保することが狙いです。エデ族の考えでは、人数が少ない一族は枯渇する川のようで、やがて勢いがなくなるはずと考えられています。

エデ族は女性支配の社会なので、夫を亡くした女性は、夫の代わりに、夫の兄弟か従兄弟との結婚を夫の家族に求めることができます。逆に、妻が亡くなった男性は、妻の姉妹か従兄弟と結婚させられます。文化研究者によりますと、この習慣は、結婚させられた人は、亡くなった人と血縁があるため、心を込めて、亡くなった人の子どもの面倒を見てくれるという考えから生まれたといわれています。

少数民族の文化を研究している グエン・カオ・ティエンさんは次のように話しています。

(テープ)

「エデ族の人々は、家族を、生活の中の歓びや苦しみ、楽しみや悲しみを分かちあうところとして大切にしています。家族の中で、両親は子どもを守る人ですから、亡くなった人の代わりに、子どもの面倒を見る人を探すのはとても重要です。」

亡くなった人の代わりに結婚させられた人が若すぎて、すぐ結婚生活を送ることができない場合、その人はその家族の子どものように面倒を見てもらいます。大きくなって結婚生活を送れるようになったら、両親としての役割を担うことになります。その一方で、もし、亡くなった人の代わりに結婚させられた人が年を取りすぎている場合、その人は、自分の代わりに、結婚生活にふさわしい人を探す義務があります。

現在、ジュエ・ヌエは、現代生活の影響で、かなり変わりました。強制的に結婚させられる人はほとんどいません。自発的に結婚するようになっています。亡くなった人の代わりに選ばれた人は、その結婚を拒否できるようになりました。そして、妻が亡くなった男性は、もし妻の姉妹か従兄弟と結婚したくなければ、拒否して他の女性と結婚した場合、かつては、子どものほか、全ての財産を亡くなった妻の家族に渡さなければならなかったのに対し、現在は、渡さなくてもいいということが普通になっています。少数民族の文化研究者グエン・チョン・フンさんは次のように話しています。

(テープ)

「ジュエ・ヌエについてどう判断するかはエデ族の人々が自分たちで決めたほうがいいと思います。不要であれば、維持しないのに対し、自分たちの生活に必要であれば、絶対に守るということですが、それは、そのコミュニティーに重要な意義を持つからです。」

現在、ジュエ・ヌエは、強制的に結婚させるということではなく、亡くなった人の兄弟か姉妹か従兄弟が亡くなった人の子どもを自分の子どものように大切にして面倒を見るということを意味するようになっています。その意味で、ジュエ・ヌエは、伝統的な習慣を維持しながら、現代生活に合わせるようなものになっています。